ポポフはちいさなみどりのインコ。 ごはんやおやつを食べたり みずあびのかわりにきりふきをかけてあげたり なきまねをしてあそんだり いろいろいっしょにしたけれど はねがはえかわったら とんでいってしまった でもたまにはかえっておいでね わ〜、なんやろ…この叙情感。 てのひらサイズの大きさだし、絵もシンプル。 鳥を飼ってる人、グッときそう。 プレゼント絵本にしたいな。

わははは。最高だ。企画の勝利！ 誰が考えたんですか、こんなの。 おじいちゃんが、いろんな顔をします。 入れ歯ないと、顔が柔らか〜い。 　「あんまりわらうと、ないているみたいだ。」 うんうん、そうやね。 眠そうにしていることもあるしね。 遠くを見ていることもあるしね。 本当に、おじいちゃんの顔は百面相。 極めつけは、これ。 　「わざと　きこえないふりしてる。」 この表情がなんともいえなく、良いんだ！ おじいちゃんのモデルは、故・加藤嘉さん。 味のある俳優さん。 でも、この絵本を見る子供たちは、 そんなこと知らない。 知らなくっても、充分、引き込まれる顔です。

小学校からの帰り道。 男の子は、道路にひいてある白い線だけ通って帰ろう！ と、ひそかな決意を胸に家に向かいます。 はじめは順調にまっすぐ、 まっすぐ歩いて行けるのですが、 途中で遊んでいる他の子から誘われたり、 心ひかれるものがあったり（笑） さらには白線の上にものが置かれていたり、 怖そうな犬がいたりして…なかなか大変です。 その難関をクリアして行く様子が、 ゲームぽくて面白いかも。 最後の大難関は、ついに家を目前にして ぱったり白線がなくなること。 住宅地のせまい道って、ないとこありますもんね。 さて、男の子はどうやって乗り越えるか！？

ノーマン・ロックウェルの絵で、 たんすの中にサンタの衣裳を見つけちゃった男の子の 「ええっ！？」て顔を描いたものがあります。 私の好きな絵のひとつなんだけど。 この本は、その発想のまったく逆。 サンタがパパだと知った男の子は、 「じゃあ僕はサンタの息子なんだ！」と喜ぶの。 そうか〜、そういう考え方もあるんだな、と 何だか嬉しくなりました。