夏の日の午後、仲良しこりす三人組が遊んでいたら、 ことりたちが「ゆうだちがくるぞ」と言いながら 逃げていきました。 あわてて帰り支度をした三人ですが、 おうちの森まで着かないうちに、 とうとう雨が降ってきます。 そのうち一匹が小さな横穴を見つけ、 そこで雨宿りをすることに。 穴の奥には先客のねずみがいて、 すぐ後からは「ぼくも入れてよ」と 飛び込んでくるうさぎも。 ちいさな穴の中でおとなしてしていると、 ごろごろ…かみなりが鳴り出しました。 森の動物たちのおはなしだけど、 夏の一日を切り取ったような感じです。 雨が降る前にせまってくる黒い雲の様子とか、 急に光って大きな音がする かみなりに対する恐怖心とかを思い出す。 さて、雨が上がった後、 一緒に「危機」を乗り切った仲間たちは、 さわやかな空の下に走っていきました。