『ぼくは王さま』シリーズの 黄金コンビ（と私は思ってる）による 赤ちゃん絵本の中のひとつです。 最初にたまごがひとつあって、 ぽんと叩くとひよこが生まれる。 ひよこをぽんと叩くと、にわとりになる。 にわとりをぽんと叩くと、たまごを産む。 ぽん、ぽん、ぽん、ぽん… まっ黄っき〜のページに、 にわとりが産むたまごの白さがまぶしい。 和歌山さんの太くて力強い線も、印象強烈！ これ、小さい子と一緒におひざで読みたいな。

本格的な冬がくる前に、くまの親子が冬支度。 森におでかけして、いろいろと集めて帰ります。 木の実、おさかな、はちみつ、綿毛にきのこ…。 かあさんぐまが 食糧になる「実用的な」やつを取っている横で、 こぐまちゃんは森のおともだちと 「ごっこっぽく」お手伝い。 その文章の反復が、なんか気持ちいいです。 たくさん集めた食べ物でおなかがいっぱいになったら、 今度は心の冬支度。 おやすみのおともになるぬいぐるみを、 かあさんぐまが作ってくれます。 あたたかい暖炉の前で遊んでいるうちに、 こぐまはだんだん眠たくなって…。 この色使い、おはなしに合ってて好きだ！