バスに乗っていると、よく小さな子どもが 「ピンポンする〜！」って言ってますよね。 チャンネル権争いのように、 けんかしている時もあるし（笑） この絵本でも、終わりの方のページで、 降車ボタンを押す男の子の嬉しそうなこと！ 物語は、町なかの駅を出発したバスが、商店街を抜けて、 田舎道を走り、海辺まで行く…という単純なものですが、 バスの中に風が吹き込んできそうな、さわやかな絵本です。 夏向きだね。 実際に海へ遊びに行った時の、 だんだん潮の香りがしてくる車の中で感じた 「わくわく」する気持ちがよみがえるようです。

春が来ましたよ！ まだ森の中には雪が残っているけれど、 たべものを探しに行きましょう。 いのししの父さんが、うりぼうたちをひきつれて出発。 あれあれ、でもまだ、みんなは冬眠中。 うりぼうたちに地面を掘られて目が覚めたり、 川底の石をひっくり返されて目が覚めたり…。 怒った動物たちに追いかけられたりしているうちに、 こどもがひとり増えてますけど？？ 増えたのはいったい誰なんでしょうね〜。 いのしし父さんの顔が困りっぱなしでかわいいよ。