なんか、かわいい…。 なかよしの小さなとらの元気がなくなって、 心配した小さなくまがあれこれと世話をやく話。 最初は、子供特有の「やさしくして！」病かと 思って読んでたんだけど、 どうぶつ病院につれていってあげたら、 ホントに具合が悪かったのね〜。 絵本の分類ではありますが、結構文章も多いので、 みじかいお話って感じです。 むかしの岩波の子どもの本とか、 このくらいの文章量あったよね。 小さなともだちに対する看病具合に、 心がほわんとする一冊です。

あおいかさをさして歩く、くまのボリス君。 雨がやんだら風が強くふいてきて、 かさといっしょにボリスのからだも飛ばされて、雲の上。 単純だけど、かわいいねぇ。 ちょっとしたかさの傾きで、 「くくぅ！」と向かい風に対抗するボリスの手に 力が入っているようにも見えるし、 飛ばされる時の追い風も、 ほんとすごいいきおいで吹いているように感じる。 さいごにボリスはちゃんと地面に降りてくるけれど、 ラストの台詞がほほえましい一冊です。 「ぼく、ほんものの　ぼうけんしたんだ。 　すごく　びっくりしたけど…。 　あっ、もあ　５じだ 　いそいで　うちに　かえらなくちゃ。」