| ★作者 | 近藤史絵 |
| ★出版社 | 実業之日本社 |
| ★データ | 2003年刊 ジョイ・ノベルス |
| ★ISBN | 4-408-50409-2 |
| Amazon.co.jpで詳細を確認する | |
とある企業に勤めるビル清掃員を探偵役にすえた８つの短編中、殺人事件は１つだけ。 どちらかと言うと、コージー・ミステリかな。 でも、社内のささいな謎にちゃんと意味があっておもしろいし、 語り手の新入社員・大介と清掃作業員キリコちゃんの「成長物語」にもなっている。 家政婦は見た！…じゃなくて、 掃除婦（キリコちゃんは少女だけど）は見た！ってところ。 ごみの捨て方、部屋の汚し方から「その人の精神状態が透けて見える」 （『桃色のパンダ』より）ってのは、けだし名言（笑）
★収録作品 『オペレータールームの怪』 『ピクルスが見ていた』 『心のしまい場所』 『ダイエット狂想曲』 『ロッカールームのひよこ』 『桃色のパンダ』 『シンデレラ』 『史上最悪のヒーロー』