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★作者 | 森見登美彦 |
| ★出版社 | 角川書店 | |
| ★装幀 | 装画：中村佑介 | |
| ★データ | 2006年11月刊 | |
| ★ISBN | 4-04-873744-9 | |
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話題になってたので読んでみたかった、森見登美彦。 文体が独特なため、慣れるのに少しかかったけれど、 途中で放り出すには物語がおもしろすぎて、 気がつけば、森見文体にはまっておりました。 読まれよ！ しからずんば去れ！ …みたいな（笑） さて、一風変わった大学生の純情恋物語♥ 普通に読んでも楽しめますが、 京都を知っていると、楽しさ倍増〜。 四季それぞれに一章使って、一年分の物語が完成するんだけど、 最初の春からして「木屋町で飲み会」ですから。 夏は「下鴨神社の納涼古本市」、秋は「大学で学園祭」、 冬は「流感で寂れる京都市内をぐるぐると」 どの章も実在の京都の地名や建物名がバンバン出てきます。 しかし、そうやって現実味をばらまきながら、 疾走する３階建ての電車や、納涼市の神様、ジュンパイロ等々 非現実的なものたちが組み込まれ、まるでパラレルワールド京都。 ちなみに、私は３章目の学園祭の話が一番好きです。 偏屈王！ パンツ総番長！ なんじゃそりゃっ！で笑いあり、涙あり。