映画が楽しかったので、 本物の「西村君」の本も読んでみました。 豪快だ〜！ そして基本的にポジティブな人なんですね。 よくよく読むと、かなりハードな生活だったようなのに、 「行ってみてもいいかも…」なんて気持ちにさせられるのは、 著者があまりに楽しそうに報告書を書いてくれているから。 映画と実際の隊員さんは、ほぼ同じキャラクターの人から、 ふたりを足して割ったのかな？と思える人まで、 さまざまでしたが。 盆さん！！　盆さんだけは本物も映画もうりふたつや〜！ あと、実際に作っていた料理の写真なども、 ところどころに載っています。 モノクロなのが、おしいところだね。 せっかく張り切ってたくさん作ったのに、 日誌にめっちゃ簡略化して書かれて、 不満たらたらなところなんか、 映画の冒頭のシーンを思い出したわ。 それから実験のお手伝いをしたり、 基地の建物を自分たちで作ったりした記録。 本基地からドーム基地までの長い長い旅程。 観測旅行に出かけた話。 単調な日々に色をつける誕生日会や宴会…。 愛ある語り口のお土産話が、ぎっしり詰まった一冊です。