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★作者 | 小林伸一郎 |
| ★出版社 | 講談社 | |
| ★データ | 2006年6月刊 | |
| ★ISBN | 4-06-213417-9 | |
| ★分類番号 | 748（写真集） | |
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私は別に廃墟マニアではないのですが…。 どっかの書評で存在を知り、中が見てみたくなったのです。 しかし、写真集は高いっすから。 図書館に頼るに限るわぁ（笑） さて、このカメラマン、廃墟をよく被写体にしている人なのね。 略歴を見て初めて知りました。 で、この本に掲載されているのも、そんな廃墟の一部。 特に診療所や学校、レジャー施設だった建物の残骸が「撮り」残されています。 ちょっと何枚か「オブジェ持ってきて追加してへん〜？」と思ったのもあったけど、 あとがきを読むと、 わざわざ持って行くには「かなり辺鄙」なところばかりみたいなので、 本当にそこに打ち捨てられていたものなのかな。 思ったのは、同じ廃墟でも古い学校とか診療所とか、 木造の廃墟はわりと味があるんだけど、ホテルや遊園地の残骸は、 バブルの爪痕か…もったいない感が強いです。 使えなくなって放置されたというより、 金と人手がなくなって放っておいたらこうなりました…って感じなのよ。 草ぼうぼうの空き地にぽつんと立っている四阿の、時は止まったままです。