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★作者 | 三浦正幸 |
| ★出版社 | 小学館 | |
| ★データ | 2005年3月刊 | |
| ★ISBN | 4-09-626091-6 | |
| ★分類番号 | 521.8（各種の日本建築） | |
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すごいですよ、これは～。徹頭徹尾、日本の城だらけ～！ とにかく城を建てる土地を探すとこから、天守閣を造り、城下町を形成するまで、 日本各地の城跡や再建された城の豊富な写真を入れて、 懇切ていねいに解説しております。 知らなかったっす～、城って本当に 「日本の建築技術のすべてを注ぎ込んだ」建造物なんですね。 ちなみに著者は、工学博士にして一級建築士だそうです。 む～、工学系の建築家か。それで、すごく本の構成が論理的で系統だってるのね。 ただ、どうも江戸時代の軍学がお気にめしてらっしゃらないようで 「実際に役立つ築城学じゃない」なんてバッサリ切り捨ててます。 あと、写真だけではなくて、図版もかなりたくさんあります。 天守閣の中はあんまり住まいとして使ってなかったので板張り、 とか、そんな解説も加えつつ。 これ、もちろん城について調べるのにもいいけど、 時代劇小説書く人に最適なんじゃない？ だって、門（搦手門だら、冠木門だら…）の名前や位置、 城の内部の配置図が載ってるから、これを頭に描いてストーリーを作ったら、 ずいぶんリアリティが出るような気がするよ～。