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★作者 | 山口晃 |
| ★出版社 | 東京大学出版会 | |
| ★データ | 2004年10月刊 | |
| ★ISBN | 4-13-083100-3 | |
| ★分類番号 | 723.1（洋画：日本） | |
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うわ〜、これはちょっと…手元に置いときたい！ 図書館で借りたんだけど、期間中にパッと見て返すだけじゃもったいな〜い。 久しぶりに買いたい虫がうずうずと。 実はこれ、画集なので説明が難しいです。 油彩らしいのですが、色調は日本画ですね。淡いし。 だいたい大和絵（絵巻物とか、ああいうの）をモチーフにしてはるので、 あんな感じをイメージしてみてください。 でも、描かれているのは別もの。 時代劇の登場人物と現在を生きる我々とが、渾然一体としてある世界。 そういえば、解説（山下裕二）にブリューゲルの絵のことが書かれていました。 そうそう。 ブリューゲルの雪の村を見下ろす絵も、 遠景まで細かく細かく描写してありましたっけ。 山口さんの絵も、見れば見るほど 「おっ、こんなとこにも“遊んでる”があるわい」と楽しくなってしまうんですよ。 ぜひ実際に手に取って見てみてください。