あれは10年前のこと。 日曜日の朝に半分眠りながら朝食をとる私の耳に TVから流れ込んできた海外オールディズだという、その曲。 なぜか突然、私の頭の中に日本語の歌詞が浮かんできて…。 あわてて画面を見たものの、かろうじて曲名のみ判明。 気になってしかたがなく、ネットやなんやかや調べたのでした。 月日は流れ、化粧品のCMソングとしてめぐりあうとはね〜。 というわけで、当時の経緯を自分レファで記録しておくことにしました。 まず、そのとき流れていたのは、 メリー・ホプキンという女性が歌っていたものらしいので、確認。

★１曲目　悲しき天使（Those Were The Days） ロシア民謡『Dorogoj Dlinnoyu』を ジーン・ラスキンが62年に改作（解説書より） 　遠い昔　ある居酒屋があったのよ 　そこで私たちは　よく乾杯をしたものだわ 　大いに笑って時を忘れたものよ　大きな夢をいだきながら 　※あの頃は良かったわ、友よ 　　終わりが来るとは思わなかった 　　私たちはいつまでも歌って踊っていられたわ 　　自分の選んだ人生を愛し 　　どんなものにも負けないと思ってた 　私たちは若く　自分の生き方をはっきりと持っていたわ 　La la la, la la la la ... 　それから歳月は過ぎ去り 　私たちはキラキラと輝く心を失ってしまったわ 　もしも居酒屋で姿を見かけたら 　お互い笑顔でこう言いましょう 　※Repeat 　☆懐かしい、ああ、あの頃　La la la, la la la la ... 　今夜　私が居酒屋の前に立つと 　何もかもが昔とは変わっていた 　ガラス窓の中に私は不思議な姿を見たわ 　あの寂しげな女が　本当に私だったの？ 　※☆Repeat 　ドア越しに聞き慣れた笑い声が聞こえてきたわ 　あなたの顔が覗き、私の名前を呼んでいた 　お互い老けたけど　中身は変わらないわね 　私たちの心の中の夢は今でも変わらないわ 　※☆Repeat

でも、私が覚えているのは日本語。なので、次に森山良子版を確認してみる。

★12曲目　悲しき天使 　こがらしの町を行く　一人ぼっちの私 　想い出の広場で　おもわず足をとめる 　※思い出すは　あの日のこと　暖かい恋の夢 　　春の風と鳥の歌と　やさしいあなたがいた 　　ラララ… 　つめたい風に思う　年月の流れ 　ほほえみも　ささやきも　もう帰ってこない 　※Repeat 　あなたの腕の中で　よろこびにふるえた 　おさなき日の私　もう帰ってこない 　※Repeat

ちなみにもう追跡しないけど、フランスでは『Le Temps Des Fleurs』 イタリアでは『Quelli Erano I Giorni』というタイトルで歌われているそうな。 で、ロシア民謡『長い道』ですが。 調べてた頃に借りたとき、ダビングしてなかったみたいで…。 歌詞の記録しか取ってないのよね。このCDなのは確かと思うのですが。

★15曲目　長い道 　私たちはよく　鈴のついたトロイカに乗った 　その灯かりは　遠くにちらちら瞬いていた 　ファルコンたち　もう一度いっしょに走りたい 　すべての悲しみを捨てさるために 　※月の光の下　はるかな道を行こう 　　空にまう　鈴の音とともに　古いギターの 　　七つの弦を爪弾きながら 　　たとえ夜の闇が邪魔をしても 　喜びも　胸のときめきも消え 　思い出すは過ぎ去った年月 　あなたの輝く手　そして　永遠に走り続けるトロイカ 　※Repeat 　日々は過ぎる　ただ悲しみを繰り返して 　過去を忘れる　この苦痛よ 　そして　いつしか　愛しい人よ 　あなたの手で　私を土に帰しておくれ 　※Repeat

そして！最終的にたどりついた情報が、学校で習った…というもの。 そうだ〜！教科書だよ〜！ というわけで、私の頭の中にあった日本語の歌詞はこれでした。 教育芸術社・中学生の音楽２に掲載されていた芙龍明子・訳詞の

★花の季節 　遠い野道をただ　馬車は過ぎてゆく 　冬の静かな夜　森はいま眠る 　※時はめぐり　街の空に　光あふれる朝は 　　つばめたちが呼びかけるよ　花の季節がきたと 　　ラララ…　バラの花束投げて 　　娘たちと踊れ今日こそ　燃える炎のように 　暗い野道をただ　馬車で今日もゆく 　揺れるランプの灯に　結ぶ旅の夢 　※Repeat

残念ながら、この歌詞で聴けるCDはないようですが、 とにかく、スッキリした〜！ 残しとくもんだねぇ、教科書（笑）