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★監督 | 平山秀幸 |
| ★脚本 | 奥寺佐渡子 | |
| ★原作 | 佐藤多佳子『しゃべれども しゃべれども』 | |
| ★データ | 2007年、日本、1時間49分 | |
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伝えたいことは ただひとつ 何かを 誰かを「好き」という想い ただ それだけ 落語がナマで聞きたくなった！ 特にマクラとサゲだけ何度も聞かされる『火焔太鼓』が気になるぅ。 もうひとつ、劇中で繰り返し演じられる『まんじゅうこわい』も 主役の三つ葉がやるのは江戸のやつで、 生徒の村林少年がやるのは上方落語だから、ちゃんと聞き比べてみたい。 物語の骨子は「あきらめきれないものとの闘い」なのだ。 「うまく話せるようになりたい」という想い。 生徒役の三人はゼロからのステップアップだけど、 先生役の三つ葉だって、上には師匠がいて、 自分でも「もっとうまくなりたい」ってくすぶっている。 見終わった後にじんわりと優しい気持ちになれる、いい映画でした。 ただね〜、個人的にはラストのシークエンスはなくても良かったかな…。 その前のシーンで終わっても、ちゃんと幸せな納得はできたんだけど。 ちょっと「わかりやすいラストにしときました」みたいな感じがしたよ。 全体がすごく好きだったからこそ、気になっちゃって。 ちなみに、劇中で役者さんたちが演じる落語も、ホンマに笑えます。 村林少年が観ていた枝雀師匠のビデオも、さわりだけなのに笑えるよ〜。
★主な配役今昔亭三つ葉 国分太一 十河五月 香里奈 村林優 森永悠希 湯河原太一 松重豊 今昔亭小三文 伊東四朗