山崎洋子さんって、児童文学出身だったんだ〜！ 児童コーナーから借りたけど、 ミステリ好きなら小学校高学年から大人まで楽しめそう。 時は明治、横浜のミッションスクールに通う少女りん。 彼女は学費をかせぐため、昼間は実家の車屋を手伝っている。 ある日、ホテルまで客を届けたりんは、 ベランダから身投げしようとする少女を助けたが、 それは同級生の喜美だった。 喜美は「悪魔が死ねと手紙を送ってきた」と言うのだが…。 お嬢様だらけの学校の中で、毛色の違う喜美とりん。 その境遇に負けないタイプのりんは、 喜美を守るために手紙の謎を解こうと頑張ります。 やがて心神喪失状態の喜美は、 ルームメイト・里津の両親が住む異人館に預けられるんだけど、 この異人館にまつわる秘密が、 喜美の人生の秘密にもつながっているんですね〜。 ひょんなことから相談に乗ってくれた 混血のシェフによせる淡い恋心とかもあり♥