いたずらジャックは、かぼちゃのおばけ。 いたずらするのが大〜好き！ 落とし穴を掘ったり、子供を驚かしたり。 あまりにいたずらがひどいので、町の人々は困っています。 ところがそんなある日、 ジャックのいたずらに動じない女の子が現れました。 彼女はこわがらないどころか、 「もっとみんなをびっくりさせて」と言うしまつ。 ジャックは昼も夜も考えて…。 ちょっと独特な色使いと絵のタッチですね。 最初はどうかなーと思ったけれど、 読み終わるころには慣れちゃった（笑） きょーれつなジャックの顔もかわいく見えてきたわ。 おっ！と目を留めたのが、 町の人がジャックを嫌って 建物のあいだからのぞいているシーン。 長く伸びる人の影が「NO JACK」の形になってるの。 おもしろーい♪

バスがしゃべりま〜す。 ネズミのこどもたちを乗せて、 今日は特別にりんごを食べにしゅっぱーつ！ 野をこえ、山こえ、谷…こえられませんね。 どうするのかな？ 「みんなで ちょっとぼくを くすぐってくださいバスか？」 こちょこちょこちょこちょ、みんなでバスをくすぐると、 あ〜ら不思議。 バスがびょーんと伸びるじゃあ〜りませんか。 幼稚園のとき、送迎バス組だった私。 こんな送迎バスが本当にあったらいいなぁ。 おもしろいのは、 バスに乗っているネズミちゃんの中に一匹、 本好きらしき子がいること。 最初から最後のシーンまで、ずっと本を持っているの。 バスをくすぐるのも片手。 ちょっとクールなようでいて、実はみんなと同じように このハプニングを楽しんでいるらしき姿。注目してみて。

きつねくんが新しい森に引っ越してきてはじめての冬。 去年はみんなで楽しく過ごしたけど 今年はどうしようか…。 ひとりでもいつもどおり クリスマスの準備をはじめます。 イヴの夜には すてきな料理と靴下を用意して 眠りにつきました。 目がさめてみたら…大きくふくらんだくつしたが！ 出版年は古いのですが、とっても温かい絵本。 クリスマスまでのわくわくする感じがいいな〜。

実は私自身は「田舎でお正月」をやったことがありません。 一日がかりで帰る地域なので、 短い冬休みでは行けなかったんですね〜。 （夏休みは過ごしてました） だから、このおはなしの主人公・みなこちゃんの体験を、 とっても楽しく…そして、うらやましく読みました。 おじいちゃん、おばあちゃんや、 親戚の人がたくさん集まって、 みんなで餅つきしたり、大掃除をしたり。 大晦日の夜は、こどもが夜更かししても怒られないし。 そして、年が明けたらお正月の遊びが待っています。 はごいた、ベーゴマ、かるた取り、凧揚げ。 それから「かんぽっくり」なんてのも。 やがて冬休みが終わり、小学校に登校したみなこちゃんは、 学校でもみんなに「かんぽっくり」を披露します。 友達も、それぞれの田舎で 冬の遊びを楽しんできたようです。 これ、最後に学校の体育館での かるた取りの様子が出てくるの。 懐かしい〜（笑）私の場合は、百人一首だったっけな。 あんまり意味わかんないのに、丸暗記してた。 もう句は忘れちゃったけど、 結構真剣だった…という記憶はあります。