魔女ジェニファとわたし

	★作者	Ｅ.Ｌ＝カニグズバーグ
	★訳者	松永ふみ子
	★出版社	岩波書店
	★さし絵	Ｅ.Ｌ＝カニグズバーグ
	★データ	2001年5月刊　岩波少年文庫
	★ISBN	4-00-114084-5
	★分類番号	933（英米文学：アメリカ）
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この著者すごいわ。さし絵も自分で描いてはるんや！物語はハロウィーンの日から始まります。転校生のエリザベスに初めてできた友達の名はジェニファ。自分で自分のことを「魔女」と呼ぶ、ちょっと不思議な女の子。でも、実際にエリザベスの知らないことをたくさん知っていて、何だか本当に魔女かもしれないと思わせてくれます。そんなジェニファに「魔女になる修行をしなくちゃ」と言われたエリザベスは、さっそくそれを実行するのですが…。転校したてで、つまらない日々を過ごしていたエリザベスが、魔女の修行を通じて元気になっていくのがいいですね。偶然かどうか、修行のために食べなくてはならないものが彼女の嫌いな生卵だったりして、自分なりに克服する方法を見つけるんだけど、お母さんからしてみたら「まぁ！　どうしちゃったのかしら」てなもんだ。外ヅラのいい同級生のシンシアと、その周りの大人たちに対する複雑な感情も、なかなか考えさせられます。子供は子供なりにいろいろあるってことよね。ところで、二人のハロウィーンの仮装…「巡礼衣装」となってるんですが、それって何？さし絵ではメイド服にしか見えん。アーミッシュの洋服みたいなもんかしら。ボタンしか使わないという。ジェニファの魔女ぐあいは、ほら、あれだ。勘が良くて、手先の器用な手品師のトーク（身も蓋もないことを…）