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★作者 | いしいしんじ |
| ★出版社 | メディアファクトリー | |
| ★装幀 | chutte | |
| ★データ | 2006年2月刊 | |
| ★ISBN | 4-8401-1493-5 | |
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雑誌『ダ・ヴィンチ』に連載されていた短編をまとめた一冊。 そういえば、いくつか読んだものがあったような。 ショート・ショートと呼んで差し支えないくらい、短い話ばかり。 基本的には、ある職業の人を主人公にしてますが、 たまに擬人化されたポリバケツや道路なんかも登場します。 そういえば『じつは、わたくしこういうものです』と似た発想だな。 ただ、ものすごく心にしみるものもあれば、 ありゃ？っていうような終わり方のもあったんですよね〜。 どれをそう感じるかは、たぶん人によって違うと思うのですが。 ちなみに、私が「ええなぁ」と思ったのは、棺桶セールスマンのスミッツ氏、 風呂屋の島田夫妻、床屋の国吉さん、果物屋のたつ子さん、 神主の白木さん…といったところ。 それと、シンプルな装丁も素敵。 各章の表紙に「◯◯屋の△△さん」というタイトルがつくんだけど、 その文字もオリジナルらしく、一部が必ず小さな黒点（●）で表現されている。 さらに左右のノンブルの隣に、章タイトルが書かれている。 そういう工夫がおもしろい！