〈西部の星〉盗難事件 女優の〈西部の星〉と子爵夫人の〈東部の星〉の２つの宝石。 女優のもとに「ふたつの星はひとつにならねばならぬ」 という盗難予告が送られてくるのだが。 マースドン荘の悲劇 死者の自殺の可能性調査を保険会社から依頼されたポアロ。 現地におもむいて、関係者たちに心理的なゆさぶりをかける。 はたして事故か、自殺か、殺人か？ 安アパート事件 破格の値段でアパートを借りられたと喜ぶ、ロビンスン夫妻。 しかし、直前に同じ部屋を希望した客はことわられたという。 ポアロは、この話の裏に犯罪のにおいを嗅ぎとり…。 猟人荘の怪事件 病み上がりのポアロに代わり、 猟人荘銃殺事件の調査へ、ひとりで出向くヘイスティングス。 直前に被害者をたずねて来たという客人の正体は。 百万ドル債券盗難事件 船でアメリカへ運んでいた債券が途中で盗難にあい、 何者かの手で先に取引されてしまった。 厳重に警戒していたはずなのに、どうやって盗まれたのか？ エジプト墳墓の謎 王の墓をあばくものは呪われる。 言い伝えに符合するように、発掘調査隊の人間が次々に死亡。 隊員の母親から息子の安全を託されたポアロは、現地へ飛ぶ。 グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件 ホテルの一室から真珠の首飾りが盗まれた。 疑われたのは持ち主の小間使いと、ホテル付きのメイド。 ポアロは隣室を調べて、その手口に思いいたる。 総理大臣の失踪 戦時中、秘密裡にフランスへ飛んだ首相が誘拐された。 迎えに来た車が偽物だったのだ。 はたして連合国会議が始まるまでに首相を見つけ出せるか？ ダヴンハイム失踪事件 大手銀行の頭取が蒸発し、数日後、 彼の所持品を持ったひとりの男が逮捕された。 警察は彼が頭取を殺したのではと疑い、留置するのだが…。 イタリア貴族殺害事件 イタリア人貴族が部屋で撲殺されていた。 直前に、やはりイタリア人の来客があったらしい。 盗み聞きしていた執事は、来客と貴族のトラブルを暴露する。 謎の遺言書 若い女性が持ち込んだ相談は、叔父が残した遺言書のありかを 突き止めてほしいというものだった。 ポアロは、それが書かれた当時の状況を調べることに。 ヴェールをかけた女 以前の交際相手に送った手紙をもとに強請られている 結婚を間近にひかえた美しい令嬢。 ポアロはそれを取り返すため、脅迫者の屋敷へ侵入を試みる。 消えた廃坑 鉱山の権利書を持って渡英してきた中国人が殺された。 船で親しくしていたという男が犯人なのか。 彼が持っていたはずの権利書は、どこへ消えたのか。 チョコレートの箱 ベルギー警察時代のポアロの失敗譚。 突然死した代議士は、毒殺ではないかとの疑いがかかる。 書斎にあったチョコレートの箱に目をつけたポアロだったが。

厩舎街（ミューズ）の殺人 ガイ・フォークスの夜に、自殺を装って殺されていた女性。 当日訪ねて来たという知人、同居人の女友達、そして婚約者。 誰の証言が真実ではないのか。 謎の盗難事件 次期首相候補と目されるメイフィールド卿の屋敷で 重要機密である新型爆撃機の設計図が盗まれた。 犯人は招かれていた客の誰かなのか？ 死人の鏡 時間にうるさいジャーヴァス卿が、 夕食の開始をつげる銅鑼が鳴っても現れなかった。 密室でピストル自殺を図ったかのようにも思えたが、 弾丸で割れた鏡に着目したポアロは…。 砂にかかれた三角形 避暑地に展開する美人妻とその夫、 彼女に惹かれる既婚男性との三角関係。 耐え忍ぶ男性の妻に同情が集まる中、美女は毒殺される。 『白昼の悪魔』の原型だそうで。

バクダッドの大櫃の謎 ホームパーティを楽しむ部屋の一角に、 ひっそりと置かれた家具代わりの大きなバグダッド大櫃。 欠席したはずの参加者がひとり、その中で死んでいた！ 『スペイン櫃の秘密』の原型だそうで。 あなたの庭はどんな庭？ 老女から秘密裏に相談したいとの手紙を受け取ったポアロ。 しかし、当の老女が病死したと親族から通達が来る。 殺人を疑うポアロが訪れたのは、 美しく手入れされた庭園をもつ屋敷だった。 黄色いアイリス ポアロをいきつけのレストランに呼び出した依頼者は 「テーブルに黄色いアイリスを飾っておく」とだけ告げた。 そこには亡き妻をしのぶ晩餐会をやっている集団が…。 船上の怪事件 ポアロと同じ船に乗り合わせた一組の夫婦。 傍若無人にふるまう妻に、かいがいしく寄り添う夫。 その夫が観光で下船した日、部屋に残された妻が殺された！ 二度目のゴング 時間にうるさいリッチャム・ロシュ氏が、 夕食の開始をつげる銅鑼が鳴っても現れなかった。 密室でピストル自殺を図ったかのようにも思えたが、 弾丸で割れた鏡に着目したポアロは…。 『死人の鏡』の原型だそうで。

引退前に自身の名前ヘラクレスにちなんだ12の事件を解決しよう！ と思いついたポアロさん。 果たしてすべての難業を見事クリアできるのか？ そもそも「見立て」捻り出すのが難業っぽかったけど。 ネメアのライオン ライオンに見立てられたのは子犬。 このポアロに犬探しですと！となるところですが 難業ですから。仕事します。 でももちろん、これが単純な失踪のはずはなく…。 レルネーのヒドラ 妻を殺したと噂を立てられた医者からの依頼。 ヒドラの蛇の髪のように広まったウワサ話の もともとの出所はいったいどこ？ 夫が殺したのでなければ別に殺人犯が？ アルカディアの鹿 想定外の車のトラブルで、ホテルに足止めをくらってる間に 若者の相談に乗ってあげるポアロさん。 彼が探して欲しい女性が金髪だったので 黄金の雌鹿を捕まえる難行に認定！ エルマントスのイノシシ スイスでちょっと観光をと思ったところ 現地の警察から極悪犯の確保に協力を要請される。 ところが天候の悪化で 図らずしも山上のホテルは雪の孤島状態に。 この中に当の犯人は逃げ込んでいるのだろうか。 アウゲイアス王の大牛舎 週刊誌の暴露記事が真実だった場合 どうすればスキャンダルを最小限にできるか。 現代にも通用しそうな情報戦の様相。 スチュムパロスの鳥 青年の巻き込まれた事件の裏に隠された 本当の「悪」をポアロが見つけ出し 彼が知らずに陥っていた窮地から救う話。 クレタ島の雄牛 突然婚約を破棄された女性からの依頼。 その心変わりの原因を突き止める調査を開始したポアロ。 婚約者の青年は、自分が夢遊状態で犯罪を行う 可能性におびえていると打ち明けるが。 ディオメーデスの馬 若者が集まるパーティで起きた暴発事故。 旧知の医師の頼みで駆けつけたポアロは 麻薬が絡んだ事件が潜んでいると見破って…。 ヒッポリテの帯 盗まれた絵画を追って、ポアロはフランスへ飛ぶことになり ジャップ警部は現地で起きた女学生誘拐事件について 捜査に協力してやってほしいと頼む。 ふたつの事件は意外なところでつながっていた。 ゲリュオンの牛たち 『ネメアのライオン』に登場した婦人の心配ごと。 ある宗教団体の教祖が 信者の遺産を狙っているのではないか？ 真相を確かめるためにポアロが動く。 ヘスペリスたちのリンゴ 美術品を取り戻して欲しいという富豪。 ポアロが探し当てたのは、意外な隠し場所で…。 ちょっと風刺の効いた話。 ケルベロスの捕獲 優雅なる犯罪者ロサコフ夫人は 麻薬取引の片棒を担がされていた。 それに気がついたポアロは、ある計画を立てる。

四階のフラット 鍵を失くして自分の部屋に入れない若者たちが 地階から石炭用リフトで侵入を試みたところ、死体を発見。 同じマンションのポアロが騒ぎを聞きつけて顔を出す。 ジョニー・ウェイバリーの冒険 事前に犯行予告があり、警戒していたにもかかわらず、 名士ウェイバリーの幼いひとり息子ジョニーは誘拐された。 夫妻からの要請を受けたポアロが事情を聞くのだが…。

戦勝記念舞踏会事件 仮装舞踏会で起きた殺人事件。 被害者と関係者はイタリア喜劇の役柄に扮していた。 衆人環視の中で突然姿を消した被害者の謎を解く。 潜水艦の設計図 次期首相候補と目されるアロウェイ卿の屋敷で 重要機密である潜水艦の設計図が盗まれた。 犯人は招かれていた客の誰かなのか？ 『謎の盗難事件』の原型だそうで。 タイトルは、こっちのほうが格好いいけどなぁ。 クラブのキング 見知らぬ男が人を殺して逃げたと、 血だらけで隣家に逃げ込んできた女性。 彼女は「クラブのキングに気をつけて」と占われていたが。 マーケット・ベイジングの怪事件 密室で死んでいた男は、自殺を装って殺されていた。 当日泊まっていた友人夫妻、身の回りを世話していた家政婦、 何か隠された謎がありそうなのだが…。 『厩舎街の殺人』の原型だそうで。 二重の手がかり 殺された男のそばに残されていた、ふたつの遺留品。 ポアロの考えでは、それぞれが違う容疑者を指し示していた。 呪われた相続人 長男が家督を相続すると早死にすると言われた名家。 今回も当主の幼い長男が狙われていると、 呪いを信じない妻がポアロに捜査を依頼してきた。 コーンウォールの毒殺事件 自分は夫に毒殺されかけていると訴えてきた女性。 調査すると約束したポアロだったが、 翌日、その女性が死んだと聞かされて…。 プリマス行き急行列車 アメリカの大富豪の娘が列車内で殺され、 彼女が身につけていたはずの宝石がなくなっていた。 『青列車の秘密』の原型だそうで。 料理人の失踪 女主人にいとまも告げず、突然姿を消した料理人の女性。 ささいな市井の事件に思われたが、 その裏ではある陰謀が進められていた。 二重の罪 ポアロたちと旅の道連れになった画廊の女性。 買い取ってもらうために持ち歩いていた細密画を、 道中で盗まれたと泣きついてきたが…。 スズメ蜂の巣 旧知の友人の庭をたずねたポアロ。 近くで劇薬を買っていた男には、 友人との間に因縁があるのではないかと心配する。

クリスマス・プディングの冒険 結婚を間近に控えた某国の王子が、家宝の宝石を奪われた。 取り返さなければ国際問題になりかねない。 ポアロは英国伝統のクリスマスを楽しむという名目で、 渦中の屋敷にもぐりこむが…。 スペイン櫃の秘密 ホームパーティを楽しむ部屋の一角に、 ひっそりと置かれた家具代わりの大きなスペイン櫃。 欠席したはずの参加者がひとり、その中で死んでいた！ 負け犬 夫を殺したのは逮捕された甥ではなく、秘書だ。 そう言いはる夫人の代理でやってきた若い娘に対し、 ポアロは現地での調査を約束する。 二十四羽の黒つぐみ いつも火曜と木曜にレストランで食事をする老画家が、 月曜に来て、嫌いなはずの黒いちごのパイまで頼んだ。 その老人の事故死を知ったポアロは、調査をはじめる。 夢 自分が自殺する夢を見るという富豪の相談を受けたポアロ。 彼は言いたいことだけ言って満足し、解決は求めなかったが、 一週間後、予告通り自殺体で発見される。